眠ってしまっていたのを黒澤に手を引きずられる様に引き寄せられて気がついた。
ぼんやりとした頭では、朝なのか昼なのかわからなかった。。

朝。。…の続きを読む

黒澤の車に乗る。。
ホテルに着くまで少しずつ報告をする。。。
「アナル中で出されました。」
「そうか」
「お腹痛いんです。」「身体の調子が悪くなるなら今度からはさせるな」
「はい。。」

夜。。…の続きを読む

お客様が終わった後、私は一人でシャワーを浴びた。
まだ下腹部の違和感は続いていた。
シャワーでアナルを流そうとしたけれど、痛みでどうしようもない。
出すことができない違和感は消えなかった。

夜風…の続きを読む

事故の様なものだと自分に言い聞かせた。
ただ体の中に入ったザーメンはどんなに力を入れて力んでみても出て来てはくれなかった。。
黒澤はきっと妊娠しないからなどと言うだろう。
なんでもない。。
大した事じゃない。

自分自身に何度も何度も言い聞かせた。。
ただあの時、私の中の何かが音を立てて割れた気がした。

四人…の続きを読む

巡り合わせの悪戯なら、きっとこの日はそんな日だった。。
ドアを開けたらいつものお客様。。
私のアナルを使う人。。

三人…の続きを読む

乳首やクリやま○こは、快感で逝く。。
逝き始めると全身が快感に反応してしまい、背中でも足の指でも逝ってしまう。。
噛まれたり、鞭でぶたれたりスパンキングでも逝ってしまう。。

アナルは、ぞくぞくとそこから何かが全身を襲い、
落ちるように苦しさで逝く。。。

二人 シャワー…の続きを読む

ベットに戻り、私の身体を撫でながら舌を這わせる。
もう反応は止まらない。
まるで自分のモノの様に私を扱う。。

この人のじゃない。。違う。。

そう思えば思う程にま○こは涎を垂らした。。

二人 そして。。…の続きを読む

二人目のお客様は以前も来てくれた人。。
ドアを開けて入るともう抱きすくめられてキスをされる。。
なんとか誤魔化しながらお店に電話して
また抱き締められて、キスの嵐。。
「だめです。お風呂に入らなきゃ」
「わかってるよ」
お風呂にはすぐには行っては貰えなかった。

二人 キス。。…の続きを読む

初めてのお客様は、照れると言いながら
暗いお部屋で座って待っていた。
話をしながらネクタイを解き
服をハンガーに掛けた。
自分で服を脱ぐ。。
もう戸惑う事もない。

一人…の続きを読む

お客様はいろいろ。。二回目に私を呼ぶ人は、私を好きに扱える事を知っている。。

黒澤のルール。。

私は終わっても使って貰えないなら、ちゃんと報告をしないとと。。
スイッチが変に入っていたらしい。

意識せずに。。

目まぐるしい過ぎる時間。
買った人は、次第に私が自分のモノの様な錯覚に陥るのだろうか。。
感じて逝きまくる身体とは裏腹に、脳が記憶するためにはっきりと働いてしまった。。。
喘ぐ私。
苦痛の時間。。

頭痛を堪えながら喘ぐ。。

『玩具にされてこい』

なんだか不調続きでやはり私はぐずぐずしていた。
体調が悪いのではなく、運気が落ちている感じ。。
足掻いてみてもどうにもならず、焦るばかりだった。。

ぐずぐずでちっともはっきりしない私に、黒澤は呆れている様子だった。

デリヘルに行く日が近付いてもぐずぐずは続いた。
あまりの事に黒澤は、「行かなくて良い」
と言った。。

雨天決行。。…の続きを読む

「愛ですか？」

「体を差し出す女になら、俺はしたいことをする。
ただの性癖だ」
興味なさそうに黒澤は言った。。

壊れている黒澤と私。。。

私も、もし愛が欲しくなったら、
結婚相談所にでも行くようにしようと思う。。。

欲しいものが快楽ならどんなに楽だっただろう。。
誰に抱かれても逝き狂い腰を振る女。。。
それでも渇望は終わらない。。

快楽には被虐がない。。
どんなに喘ぎ悶えても、そこには苦しさも痛みもない。。。

生まれたときから持ってきた性。。。
始まりの記憶もないそれは、いつまでも私を苦しめる。

欲しいものが快楽ならば、
私は誰かの腕の中ですやすやと寝息を立てる平静の中で過ごせただろうに。。。

自分で乳首を捻り潰してみても
自分で体に爪を立てても
自分で尻を叩いてみても
渇望は終わらない。。。

たとえ誰かに抱かれてみても
そこには快楽しかない。。。

辿り着けない飢えの行き所。。。

黒澤の与える苦しさが欲しい。。
黒澤がくれる痛みが欲しい。。。

逢えるのはまだ先。
渇望を封じ込めて、静寂の時を過ごそう。。。

術を思いつかないのだけれど。。。

嘘や誤魔化しで人は騙せても
自分自身は騙せない。
嘘や誤魔化しが通用する相手に
本性など見せられる訳も無く。。。

黒澤は私にとって、
唯一嘘や誤魔化しが通じない人。。

「変態だと言われました。」

報告を聞いて黒澤は大笑いした。
「変態か。それはいいな」
とても愉快そうだった。
「買われて蔑まれて。。ありえないです。耐えられない。。」

「それでもお前は感じまくって腰を振ったんだろう」

返す言葉がなかった。
「淫乱に乱れ狂う女が変態なら上等。俺が望んだ姿だろう」

。。。

「面白いですか。。」
「ああ、面白いなあ。いろんな使い方をされて、変わるお前の変化が面白くてしかたないな」

黒澤はそう言ってまた笑った。