その日は黒澤に会いに行く日だった。
前の日に、時間の確認をする。
「明日は都合が悪くなったから、他の人に使ってもらってこい」
「え。。。？」
私は言葉を失った。

ある日。。…の続きを読む

思うままに使われたいと願っても
好きなように使われたいと願っても
私の身体の都合は黒澤の思惑のままには使えない。

身体的な限界。。
機能的な障害。。。

他の人には出来ていても私には出来ない事がある。。

黒澤にセーブをさせてしまう事が
何よりも不甲斐ない。。。

黒澤は
「仕方ない」
と言う。。。

こんな身体が恨めしい夜もある。。。

確かめるとか、折檻するとか
そんな思惑はないらしい。。

ただ、淫らに狂い手元に戻った玩具を好きなように使うだけ。。。
ち○ぽを突き立てられ、
首を絞められまた私は獣の様に狂う。。

喉の奥に押し込まれたそれは胃の中の物と一緒に私の呼吸を止める。
そんなにされてもま○こを牝汁が伝う。

涙と鼻水とよだれでぐちゃぐちゃの顔で、
振り下ろされる鞭に悲鳴を上げて飛びながら、
「やめて。。やめて。。お願い。。。」
と哀願する。。

黒澤はやめる事なく続ける。

使われて来た私に追い討ちをかける。
何も考えられず、ただ黒澤の与える刺激に反応するだけ。。

加虐と被虐が共鳴する。。。

黒澤が私の中にザーメンを撒き時は静寂を迎える。
身体に付いた痕は誰がつけたものかわからなくなっていた。

寝息を立てる黒澤の横で丸くなる。。
ふと黒澤の腕が私に伸び引き寄せられた。。。
黒澤に捕えられたまま眠る。。涙が溢れた。。

黒澤の満足が
私の満足。。。

。。ただそれだけの事。。
何もかんがえなくていい。

黒澤の所に辿り着く。
ほんとによろよろと、辿り着く。。
車に乗り込み、たくさんの事が込上げて来る。。
まばらな記憶。
ろくに報告にもならず。。
痛む乳房と腫れたクリはまだじんじんとしていた。
乳房と太股の歯形と指の痕が嫌だった。。
逝き狂う身体が恨めしかった。。

「痕が嫌なんです。こんな体は嫌なんです。」
涙声は黒澤に聞こえたのか。。。

痕…の続きを読む

部屋に響くパンパンというスパンキングの音。。

ビクビクけいれんしながら喘ぎ逝き狂う女。
快楽だけを求めて、快楽だけを感じて。。

何度も何度も潮を噴き、ベットはべたべたになっていた。。

龍。。逝き果てて…の続きを読む

今までの私は、自分のテリトリーの中に
誰も入る事を許さなかった。

テリトリー…の続きを読む

私を生かすも
殺すも
黒澤次第

呻き声を上げながら、痛みが治まるのを待った。
ようやく落ち着いて、私は慌ててアナルに手をやった。

手に血は付いてこなかった。

裂けてないのを確かめて、ほっとした。。

「ごめんなさい。アナルは無理です」

私はお客さんに詫びた。
黒澤には、アナルの使い方を知らないものにはさせるなと言われている。

ごめんなさいとお詫びしてシャワーに行かせてもらう。

龍。。溶ける…の続きを読む

穴という穴がすべて舐められる。
口と耳には舌が差し込まれ、鼻の穴は舐められ、
ま○こはどろどろに舐めあげられて、
アナルは広げられて舌が這う。。
私の身体はその人の唾液まみれになった。。

龍。。穴…の続きを読む

最近デリヘルに行くと、記憶が途切れている事が多くなった。。

断片をパズルの様に繋ぎ合わせる。。
さくらは感じるままに、快楽の海を泳ぐ。。

龍。。そして。…の続きを読む

何人目かで、その人の所に配達された。
高価そうな持ち物。
醸し出す雰囲気。。
なんだかわからないけれど、違いみたいなものを感じていた。

ある日のデリヘル。。龍。。…の続きを読む

黒澤は自分の起こすアクションにだけ反応する。

私が、全身奉仕だと身体中を舐めさせられた事や、フェラをしながら寝てしまう人がいると言うと、
全く理解出来ないと不思議がる。。

自分の思うままに女を使い、ち○ぽを突き刺し喘ぎ苦しむ様を楽しむ。。

そうでなければ黒澤は満たされる事はない。。。

類…の続きを読む

私が仕事で無理をして、疲れ果てるのを黒澤は嫌がる。
「仕事なんか適当にしとけ」
「はぁ。普通ちゃんとしろと言うものですが。。」

「馬鹿か。優先順位を考えろ」
全く当たり前の様に言われて、私はころころと笑った。。

仕事は黒澤より、かなり下らしい。。。

いくらいろんな事を考えあぐねても、
結局は

黒澤がいいならいい。。。

に辿り着く。
どんな事でも、何についてでも。。。

縺れた糸を解く様な、ぐちゃぐちゃな考え事をするのが癖だった私の、思考の行方は必ずそこに行き着く様になった。。。

細かい事で神経を磨り減らし、煩わされる事もなくなり、
身体的なコンプレックスからは徐々に開放され、
私は不思議と穏やかな時を過ごす。。。

砂漠を水を求めて彷徨う様な、あの渇望は何だったのだろう。。
やさしさで包まれる程に飢えて苦しさに自分を責めていたのは何だったのだろう。。。

自虐ではない、
与えられる加虐を被虐で受け止め、
被虐を纏い、
歪んだ時の中で、
私は静かな時を過ごす。。。

黒澤がいいならそれでいい。。

デートをしようと誘う人。。
旅行に連れてってあげると言う人。。
愛人になれと言う人。
俺の女になれと言う人。
調教したいから自分のものになれと言う人。。。

執着。。…の続きを読む