黒澤が何かを決断するとき
私の存在でそれを邪魔をしてはいけないと思う。
それだけはしたくないと願う。

黒澤に嘘をつかせなければならない環境を
私が作ってはいけないと思う。

黒澤の人生の邪魔だけはしたくない。。。

願いは　もうそれだけ。。。

また貸し出し。
調教と呼ばれるもの。
言われるままに挨拶をして 足元にかしづく。

全裸のまま。。。

自分が吹いて水浸しにした床に頭を付けて
お○んこを使って下さいと言わされる。

涙が溢れて声にならない。
ビンタが飛ぶ。

惨めで 消えてしまいたいはずなのに
私の体は牝汁を垂らす。。。

黒澤の為の時間。
黒澤の為の体。

黒澤のものだという意識が途切れると
私は日常の波に飲み込まれてしまう。。。

日常と非日常の狭間。。

狂気と平穏の狭間。

黒澤のため。。。？

私が凪の中でのんびりと過ごしていられるのなら、
きっと黒澤の元にはいない。

そう、黒澤の為の体は、黒澤の与える加虐を求める私そのもの。。。

黒澤も私も嵐の中でしか自分を見出せない。。。

凪の中で生きて行けるなら、私はきっと愛する人と平穏に暮らすのだろう。

それが出来ないと全てから逃げだし黒澤にたどり着いたのだ。。

黒澤に私が必要なのではなく、
嵐の中でしか生きていけない私が、黒澤がいないと。。もう。。。。

苦痛も、涙も、葛藤も、与えてくれる人を私は探していたのだから。。。

凪いだ時の中では私はいなくなるから。。。

黒澤が予定を立てる。
この日は店。
この日は貸し出し。
何日は俺。。。

言われたとおりに、予定をクリアしていく。

間に生活。。

気を張って、黒澤に恥をかかさないように。。

店も貸し出しも、いまだにその前にはお腹が痛くなる。。

予定をこなしても黒澤が褒めてくれるわけではない。

褒めてもらおうと思っているわけではない。
そう。。そんなこと思ってるんじゃない。
黒澤に緊張は伝えないようにしている。

私がどんな思いかも多分知らない。

心がやさぐれる。。
なんだか知らないけれど、
黒澤に噛み付く。
その度に叱られる。そして、落ち込む。。。

黒澤が、報告を聞いて、ビデオを見て、感想を聞き、黒澤が楽しそうにしていると、
心のやさぐれが静かになっていく。。。

私の存在価値。。。

やさぐれは、テンションを上げたあとの落ち込み。。

私の独りよがり。。。

黒澤は変わらないの。。。わかってるから。。。。

～体～
持病が起こらなくなった。
体重の自己管理が出来る様になった。
感度が上がり、ま○こで逝くようになった。
ストレスから逃げることを覚え、眠れるようになった。

～気持ち～
買い物中毒が治まった。
全てを自分のせいだと落ち込むことがなくなった。
仕事は仕事だと割り切れるようになった。
自分が正しいと意地を張らなくなった。
人の持つ時の感覚と自分の感覚が違うことを知った。

～得たもの～
淫乱な体
自分の存在価値
黒澤との時

～捨ててしまったもの～
意味の無いプライド
高慢な態度
築き上げてきたと思っていた自分自身の何か

～無くしたもの～
なし

～縁がなくなったもの～
「愛している」という言葉
恋愛感情
貢いでもらうプレゼント
お金で動く感情


あんなに嫌いだった自分を、少しずつ許せるようになった。。。