黒澤が何かを決断するとき
私の存在でそれを邪魔をしてはいけないと思う。
それだけはしたくないと願う。

黒澤に嘘をつかせなければならない環境を
私が作ってはいけないと思う。

黒澤の人生の邪魔だけはしたくない。。。

願いは　もうそれだけ。。。

黒澤の為の時間。
黒澤の為の体。

黒澤のものだという意識が途切れると
私は日常の波に飲み込まれてしまう。。。

日常と非日常の狭間。。

狂気と平穏の狭間。

黒澤のため。。。？

私が凪の中でのんびりと過ごしていられるのなら、
きっと黒澤の元にはいない。

そう、黒澤の為の体は、黒澤の与える加虐を求める私そのもの。。。

黒澤も私も嵐の中でしか自分を見出せない。。。

凪の中で生きて行けるなら、私はきっと愛する人と平穏に暮らすのだろう。

それが出来ないと全てから逃げだし黒澤にたどり着いたのだ。。

黒澤に私が必要なのではなく、
嵐の中でしか生きていけない私が、黒澤がいないと。。もう。。。。

苦痛も、涙も、葛藤も、与えてくれる人を私は探していたのだから。。。

凪いだ時の中では私はいなくなるから。。。

～体～
持病が起こらなくなった。
体重の自己管理が出来る様になった。
感度が上がり、ま○こで逝くようになった。
ストレスから逃げることを覚え、眠れるようになった。

～気持ち～
買い物中毒が治まった。
全てを自分のせいだと落ち込むことがなくなった。
仕事は仕事だと割り切れるようになった。
自分が正しいと意地を張らなくなった。
人の持つ時の感覚と自分の感覚が違うことを知った。

～得たもの～
淫乱な体
自分の存在価値
黒澤との時

～捨ててしまったもの～
意味の無いプライド
高慢な態度
築き上げてきたと思っていた自分自身の何か

～無くしたもの～
なし

～縁がなくなったもの～
「愛している」という言葉
恋愛感情
貢いでもらうプレゼント
お金で動く感情


あんなに嫌いだった自分を、少しずつ許せるようになった。。。

玩具として 黒澤が楽しめるのが嬉しい。黒澤が機嫌よく過ごしてくれるのが嬉しい。
体は疼くのに 私の問題で 黒澤をつまらなくしてしまうのが 辛くてしかたない。

黒澤のものになってから、４年が過ぎた。
調教と呼ばれるようなものではなく、それでも黒澤は自分の思うままに私を変えた。

それは洗脳にも似た何か。。。
黒澤が楽しければそれでいいと、気持ちが砕けそうになりながら、乗り越えてきた壁と、
黒澤に砕かれた理性という名の殻。

堕ちていく私が楽しい訳ではなく、
淫乱に肉欲に狂う私の変化が面白いのだと言う。。。

非情な黒澤にも何か変化があったのだろうか。。。

傷だらけになり
痣だらけになり
よだれと潮まみれになる私を
抱き寄せることが多くなり　私は黒澤に抱かれて眠るようになった。。。

時が二人を変化させて行き
誰に抱かれても淫乱によがり狂うのに
その度に黒澤のものだと強く、強く自覚し黒澤を深く求める。。。

逃げ出さなかった日々。。。
黒澤の下でしかいられない自分がいる。。。

『あなたなしでは生きられない』
などと言うととんでもなく叱られる。

黒澤は言葉を欲しがらない。
必要なのは結果だけ。。。

淫乱な体を差し出すことだけ。


何を書き残そう。。。
貸し出しと店のお客さんと。。。
私の醜態。
黒澤の酷さ。。。