シャワーを済ませて、ベットに行く。
そのままフェラさせられる。
腕についた縄の痕を見て、「Mなの?」と聞かれた。
「主人の趣味です」
同じように答えフェラを続ける。
「ふ~ん」
「もういいから、これつけて」
渡されたのは白いTバックのパンティとベージュのガーターストッキング。
隠れて履こうとすると、「そこで」
呼び止められて、全裸だった私はその人の持ってきた下着をつける。
「いいじゃん、似合ってる」
「はあ。ありがとうございます」
「そのままこっち来て」
またベットに上がり、今度は胸をもまれる。
「あ。。。」声が漏れる。
「乳首、傷だらけじゃん」
黒澤の噛んだ痕はまだかさぶたが残っていた。
「旦那がするのか?こんな風に?」
その人は私の乳首を摘まみながら強く噛んだ。
「痛いっ」
びくっとする。
「痛いのがいいんだろう?変態」
「いやいや。嫌です。痛い」
「痛くされて喜んでるんだろう?毎晩か?いつもか?」
噛まれた乳首がじんじんする。
。。何故?何故私はこの人に噛まれないといけないの?
痛みが好きなのではない。
痛みは快楽ではない。
噛んでいいのは黒沢だけ。
涙が溢れた。
デリバリーに来てることが飛んだ。
何故?何故噛むの?貴方のじゃない。
言葉が出なかった。
怖かった。怖くなった。
Mだと思われると好きなことを出来ると思う人がいる。
痛くすれば私が喜ぶと勘違いする人がいる。
泣きながら「尻こっち向けて」
と言われて、泣きながら、それでもそれを私は否定できない。
何故だかわからない。
『お金を貰った。私は買われた』
痛みで飛んだ意識が戻る。
お尻を向けたらその人は、ローションをつけて指を入れた。
何度か出し入れしながら、そして、アナルを舐めた。
舐めながらアナルの匂いをかがれる。
「変態のにおいがする」
しばらくアナルで遊ばれたあと、いきなりち○ぽをアナルに入れようと押し付けられた。
「いやっ。無理です」
「無理じゃない。動くな」
「だめ、無理なんです」
「力抜いて動くな」
「アナルも使ってもらわないとな」
そんな時黒澤の言葉を思い出した。
めりめりと差し込まれるち○ぽ。
苦痛と痛みと恐怖が襲う。
「いや。。いや」
黒澤の言葉が頭の中でぐるぐるする。
おつり渡さなかった。
壊れる。壊れたら黒澤に使ってもらえない。
怖い。
「アナルも使ってもらわないとな」
ぐるぐる。ぐるぐる。。。
音と声と、記憶と、感情と、電波を探して合わせてる時のAMラジオのような頭の中。
ぐるぐる。。ぐるぐる。。。
やがて、犯されたアナルからはち○ぽが抜かれ、
おなかに生暖かいザーメンが振りまかれた。
アナルが痛い。切れてる。。
恐怖だけが残り、引きつった顔の私。
「大丈夫だよ。下着持って帰っていいからね」
一人でシャワーを浴びる。
アナル使うことなんか聞いてない。
拒否できなかった自分が嫌になった。
黒澤だけに使ってもらいたいアナルが犯されたのが嫌だった。
噛まれることに耐えられなかった。
耳鳴りがした。
その人は私を買った2時間半よりもずっと早く、私に帰っていいといった。
怖い。怖かった。
もう、次には行けない。
帰りたいと店長に電話して、終わりにしてもらう。
怖さはずっとずっと頭の中でぐるぐる回ってた。