私はどうなんだろう。。
何を納得して、何を求めて、どうしたいのか。。。
我慢してる?つらいこと?
いままでそんな感情もあったのかもしれない。
最近忘れっぽくなってるから。。。
私は黒澤に騙されてるんだろうか。。。
騙されてはない。。黒澤は私に嘘をつく必要がないから。。。
ありのままの黒澤。。気まぐれで、わがままで、捕らえどころがない。。。
それでも黒澤は自分のところに戻ってくるんだと希望的観測。。。で、のん気に構えていたときがあった。。
多頭でも、自分のところに戻ってくる。。
その時はそれで、自分を納得させてたのかも。。。
黒澤の多頭は黒澤の我侭。
私には関係のない事。。
多頭は知らされていても、私をいじめる為にそうしているわけではなく、他の女と私を競わせる事はしない。
当然同じ場所で共演。。?することもなく、他の人の存在を私が感じる事もない。
「関わって、いやな思いさせるならしない」
黒澤の持論。
使い道の違う女たち。。
それぞれが黒澤にとって必要なもの。
嫉妬や、妬みや他の感情を、気性の荒い私に持たせるのは簡単な事。
ただ、それを操って、私を苦しめる気は黒澤には無いらしい。。これは想像。。
その感情になら私はたやすく負けてしまい、黒澤の元を離れなければならなくなる。
私は自爆しやすいタイプだから。。。
ある日、そんな話になって、好き勝手にしてる黒澤はまた、好き勝手な事を言ってた。
その会話の中で、
『優先順位は皆同じ』
と黒澤が言った。
黒澤の言葉にはいつもたいして深い意味はない。
理想や、こうあらなければならない。。などという理論を語る事のない黒澤は思いついた事を言う。
それが時にとても真実。。
それが時に私の現実。
黒澤がどういうつもりでそれを言ったのかなんて私にはわからないけれど、私はそのときとてもショックを受けた。。
『また、私の勝手な思い込みだったんだ。。このひとは帰っては来ないな。。。』
希望的観測の私の楽天的予測は見事外れた。。
黒澤の気ままさが呆れるほど可笑しい。。
変わらない黒澤。
黒澤が好きにしてるんだったら、私も好きにしていいんじゃない。。?
電話すれば抱いてくれる男がいる。
寂しいならかまってくれる人がいる。。。
優しく褒めてくれる人がいる。
多頭飼いの黒澤に節操の無い淫乱な女のほうがお似合い。。?
ふと、そんなことを考えて笑ってしまう。。
何の意味も無い事。。
それでは私は満たされない。
私の肉欲は黒澤にだけ反応し、黒澤でだけ満たされる。
体の中で巣食う淫乱な蟲達は黒澤を求め続ける。。。
私は一人で生きていく。。
それはこれからも変わらない。
黒澤と同じように私も変わる事はないんだろう。。