ホテルのロビーでまた何人かが増えて。
エレベーターでは顔は上げれずに、いったい今何人???
お部屋に入っても、声は上ずるし、動きはぎこちないし、どうしたらいいのか、逃げ出したい。。。それだけだった。
お風呂に入る事を進められて、湯船に入ってると、一人、また一人と、にこやかにさわやかに皆さん入ってこられる。
場馴れしてるのだろう。。緊張を解きほぐそうと、マッサージをしたり、石鹸で体を洗ってもらったり。。
『お姫様扱いだわ。。』なんてのん気なことを考えてみて、はっと我に返り、また緊張する。
お風呂から出て、鏡の前で、部屋に入るのを少しだけ、躊躇った。覚悟はしてきた。
主催さんが傍に来て、抱きしめられた。
「御主人様に楽しんでもらうんでしょ?ビデオで報告して、淫乱な姿見てもらうんでしょう?」そういいながら長いキスをされた。体の力が抜けていく。
緊張と不安とで、忘れていた黒澤を意識した。
その瞬間体の奥の方が疼いた。。。