時間を少し過ぎて、お店の人が来た。
特徴を言っておいたので、わかったようだった。
席に着き挨拶をして。。
来た人は人当たりの穏やかなおにいさんだった。
プロだし、慣れている口調ですらすらと説明が始まる。
電話では話していなかったこと、私のこと。。。
喫茶店といっても隣の席とは離れていたから、話の内容で困ることはなかった。
説明を聞いて、質問に答えて。。
「あの。。ぱいぱんなんですけれど、支障はありませんでしょうか?」
「は?」
「いえ、下を剃っていて。。。あと、鞭や縄の痕が、体にあるんですけれども。。。」
「あぁ。。。いえ、大丈夫でしょう」
「そうですか。。よかった。」
深くいろいろを知らない人に性癖を説明するのは難しい。。。
「尽くして喜んで~。。みたいな感じですか?」
「あ~。。そうじゃないんですけれど。。。なんといえばいいか。。」
難しいのだ。。。説明できない。。なんとなく、話をあわせることにした。
黒澤の考えていることなんて他人にはわからない。
私自身がわからないのだから、伝えようも無い。。。
SMをする彼氏がいる。。この説明が一番しっくり来たようで、お店の方もなんとなく納得したみたいだった。。
輪姦のときとは違い、黒澤のことを前面に出すわけには行かない。
私は本当に単独で、風俗に仕事に行くのだ。。。
仕事の内容を何度か確認させていただいてから、プロフ用の画像を別のところで写していただいた。
面接が終って、黒澤に報告する。楽しそうな黒澤。
「ま○こは使ってはいけないそうです。本番はだめらしく。。面接でのお試しはありませんでした。」
「そうなのか~。。それはつまらないな。。まあ、仕方が無い、他の穴使ってお客さんに喜んでもらわないとな~。」
あぁ。。。ま○こ 使えないから却下にはならないのか。。。。
「意識しないとダメだね。俺を意識しないと意味が無い」
デリヘルに行くことを喜ぶ必要もないし、いやでも行かなきゃいけない私に、
黒澤が言った。
意識する。。
あ。。この感覚。。。輪姦の時かんじた感覚。。。
それまで意識しなかったことが、黒澤を意識したとき、ま○こが疼く。
ふてくされ加減の私はそのときまた引き戻される。。
「意識しないとですか。。。」
「あほか。。ただ働きに行ってどうするんだ。淫乱に堕ちていくお前が面白いんだから、
俺を意識しないと意味ないじゃないか」
。。。。堕ちていく。。。
ま○こがきゅんとなる。。。
子宮が黒澤に抱かれたがる。体が黒澤を求める。。。
黙って帰り道を急いだ。。。