デリヘルに行くことが『貸し出し』になるのだろうか。。？
それもよくわからないのだけれど。

ソープだと時間が自由にならないので、今の生活に組み込めるデリヘルに結局なってしまった。。
黒澤は機嫌がいい。。

いつものことながらというか、またというか。。
私は自分でお店を探し、自分で問い合わせの電話をしたのだった。
お仕事の内容、時間帯。。
今回報酬は私にはあまり関係なく。。。そこは聞き流しながら。。

面接の日を決めてもらって電話を切った。。。

面接は喫茶店を指定してもらって、そこで話を聞くことになって。。。

前の日、なんだかナーバスな私は。。。
なんとなくぐじぐじしていた。。
「行きたくないです」
言ってみた。。。
仕事が忙しいのか、ぐじぐじしてる私がうざかったのか、
「行きたくなければ行かなくていい」
黒澤は言った。。

。。。。？
行きたくなければ。。？
行かなくていい。。。？

ぐるぐる考える。。
行きたい？行きたくない。。？
行きたくない。。そう、行きたくないの。。
行きたくなんてないもの。
黒澤一人に抱いていて欲しい。え。。
行かなくていいの？
そっか。。行きたくなければ行かなくていいんだ。。
行きたいと思われてたのか。。
それは違うから、行かなくていいんだ。。
な～んだ。。。もう、そうなのか。。

次の日の朝、
「行きたくないから行きません」
と言うメールをした。
暫くして、電話がかかってきて「行かなきゃダメだろう。」
「だって行きたくないなら行かなくていいって。。。」
「行かなきゃダメ。行ってきなさいね」

。。。。。。。。。
訳がわからない。。
行くのか。。。
それなら行かなくていいなんて言わなきゃいいのに。。。

夕方、面接の場所に、ぐずぐずしながら出掛けた。。