黒澤のブームが去って、
サボっていたアナルの拡張を、叱られて再開していた。

結局は黒澤ではなく、お客さんの為になった。。

デリヘルに行く為の私の取扱い方法。。

黒澤の気紛れで書き換えられる。。

最初は行ける時だけと言われた。しばらくして回数が増やされ、時間が増やされた。

ま○こは使われなくていいはずだった。

そしてゴム着用が条件となり、
もう今は誰もそんな事しない。。
身体の傷はだめなはずだった。

タブーがどんどん取り除かれ
もう私の取扱説明書には してはいけない事はなくなってしまった。

決まり事は変更され続けた。
その度に私は一人泣き、
逆らう術なく受け入れる。。

書き換え続けられる取扱説明書。。。

私の感情の悲哀など
黒澤にはわからない。
デリに玩具を行かせて楽しい黒澤の高揚が私にわからない様に。。
悲哀を全て伝えてしまっても
理解できない黒澤はつまらないだけだろう。。
書き換えられる度に、何かが私を立ち止まらせ
動けなくしてしまう。。
泣いてまた歩き出す。。
ずっと繰り返す。

「ザーメンを中に出したいと言われます。」
「アナルなら構わないだろう」

ほら、まただ。
ダメだと言われていた事。。

気持ちに何かがグサリと突き刺さる。。

「黒澤さんだけが。。。」
言葉にならなかった。
「お前にも 一つぐらいはないと無理かもな」

黒澤は気紛れ。。
それでもその時だけは、立ち止まらずに。。。