気がつくとYさんはもう服を着ていてた。。
少し眠ってしまった様だった。。
「すいません」
一人裸で転がる自分がとてもみっともないと感じた。。
慌ててバスタオルを探しシャワーをしようと立ち上がる。
太股がガクガクしてしゃんと歩けなかった。
「ははっ。慌てなくて大丈夫っすよ」
「すいません。。」
よろよろとシャワーを済ませて身支度を整えた。。

「あの。。」
私は思い切って聞いた。
「セックスはしなくてもよかったのですか。。？」
「あぁ、それなら他でできるんで。黒澤さんに好きにしていいと言われてますからね～。したい事させて貰いました」
笑いながらYさんは答えた。
「あ～。大丈夫ですか？あはは。」
まだ私はよろよろしていた。

車に乗って、黒澤のビデオカメラのケースを受け取った。
運転しながらYさんが何か言おうとした。
慌てて制止する。。
「あ、あの感想は黒澤に。。。」
「あはは。そうっすね。でも黒澤さんが責めてよし使ってよしと言ってたのが納得ですよ～」
「はあ。どうもありがとうございます。。」
最寄り駅で降ろして貰い、黒澤に電話した。。
「終わりました。駅にいます。これから帰ります。」