「いち、にい、さんっ。。あっ、いやっ。逝っちゃう。」
「ダメだ。逝っていいなんて言ってないぞ」
「あ。あっ。。」
数など数えられるはずがない。
ありえない状況。
黒澤はこんな事はしない。
私は快楽と狂乱の中で我を忘れた。。
絶対に口にするはずのない言葉。。
「お願いです。。逝かせてください」
泣く様にお願いする。
私が。私が。。。
逝かされ続けられることなどよりも、願い許しを乞う屈辱。。
誰にでも体を弄ばれ、淫乱に腰を振り快楽を求める。。
ただ、操っているのは目の前のその人ではなく、黒澤だった。
矛盾は脳を揺るがせる。
気持ちを鷲掴みにされる様な、自分を本当になんて女なのだとどこかで恨む。。
腰をふり、髪を振り乱し、
私は喘いだ。。
「みっともないなあ」
「あ、あ。」
言葉にならない。
ろれつの回らない舌で、「逝かせて。逝かせて。。。」
と、体中を巡る快感に溺れていった。。
淫売。。。
金で買われた女。。