フェラで逝き、その後スマタで逝く人。。
フェラだけの人。。
ローションを付けて手でしごいて逝く人。。。
それぞれに好みがあって、それぞれに癖があって。
皆、紳士的に私を迎え入れ、
たわいのない話をして、お風呂に入り、お礼を言ってホテルから出る。
繰り返し。。
届けられた先が、今回は2人がビジネスホテルだった。
ラブホテルへ届けられるのは少し慣れてきた。
それでも人のたくさんいるビジネスホテルは、
本当にどんな顔をして行けばいいんだろうと困った。
防音も無く、廊下は人が通る。
お風呂もユニットバスで、
スペースがとても狭い。
声を出してしまうと、その人が一人で泊まるときに、
回りに何と思われるだろう。。。
そんな事をぐるぐる考えながら時間を過ごす。。
何故だかわからない。
それでも相手に喜んで貰える様、
失礼のないよう、
私はデリ嬢に徹する。。。
唾液とローションと、汗と、ザーメンまみれの体。。
汚れた淫売。。。
お金で買われた体。
一人の人に話の流れの中で、「アナルは使えます」
と言った。
言うのをためらった。。
それでも黒澤は使ってもらうように言う。。
そのお客様は「アナルは出来ない」と顔を背けた。
アナルファックが出来るような女を買ったのが嫌だったのだろう。。
私はとても、申し訳なく思ってしまった。
私を可哀想だと思うのだろうか。。。?
優しいお客様は、黒澤は楽しくない。。