慣れてしまったといえばそれもあるのだろう。
嫌悪感は未だに消える事はない。
それでも、時間の感覚まで失う程に使われて、逝き狂う私。
お客さんが多い日はほんとに記憶が混濁している。
人数とどこのホテルだったかだけはメモがある。
はっきりしているのはそれだけ。
後はこんがらがる記憶と身体の反応を
手繰り寄せながらのあやふやな報告しか出来なくなった。
いろいろなお客さんがいるけれど
ある程度は似通った使い方になる。
溶ける程イカされるか、使いたい様に使われるか。。
淫売はどちらでも反応してしまうのだ。。
あやふやな報告は全く的を得ない。
私を使う黒澤が私の反応と身体の変化で、報告以上のモノを知る。。
先日の貸出しのビデオを見て、なんとなく似た使い方をするお客さんへの私の反応を垣間見たのだろう。。
喘ぎ、ち○ぽを咥え、絶叫と共に何度も何度も絶頂に達する。。
黒澤がしない使い方。
黒澤に見せる事のない醜態。。
黒澤は言った。
「快楽であれ程逝き狂うなら、苦痛はいらないのじゃないか?」
私が求めているのがそれじゃないから
私は果てる事がないのに。。
黒澤の相手が私じゃないと言われた気がして私は泣いた。。
黒澤が面白いならと受け入れた私。。
黒澤にだけはわかって貰えているつもりだった。。
「嫉妬というものなのかもしれないな」
それなら貸し出さなければ良い。
風俗にも行かさなければいい。。
黒澤は辞めて良いと言わなかった。。
そして次に会った時、私を縄できちぎちに縛りいたぶり、
何度もザーメンは私の中に放たれた。。
私はやっと逝き果てる。。
黒澤の責めで昇天していく。。
黒澤は私の何かを確かめたのかもしれない。。。